風邪などをひいた時に、誰でも一度は扁桃腺が腫れた経験があると思います。扁桃腺は、リンパ器官で体の免疫を司る器官です。
免疫というと、血液中にある白血球が行っている事がしれられています。免疫は、生まれつき持っている自然免疫と、一度抗原に感染することで、免疫細胞が記憶し、次回からは抗体をつくって対抗する獲得免疫があります。自然免疫には、口の粘膜や、皮膚の粘膜などが行っており、入り口で抗原をとらえ、体内の侵入を防いでいます。獲得免疫は、白血球が司令塔となり、抗原に対しての抗体を作ったり、抗原を取り込んで、抗体の型を作ったりしています。
扁桃腺は、自然免疫に属し、口や鼻から侵入した抗原を捕まえて、体内の侵入を防いだり、捕まえた抗原の抗体を作る手助けを行っています。扁桃腺は、幼児などの獲得免疫が弱い時に、体を守る重要な器官なのです。しかし、扁桃腺は成長するにつれて、獲得免疫が充実し、また体に抵抗力がついてくると、だんだんと縮小していきます。
扁桃腺は、働きが落ちてきても、体の入り口で外敵の侵入を防いでいる事に変わりはなく、様々な抗原にさらされているので、刺激されて腫れやすい器官です。
扁桃腺が腫れる症状は、扁桃腺炎といい、子供が多くかかりやすいと言われています。扁桃腺炎は、喉の酷使をやめて安静にしていれば、命の危険がある病気ではありませんが、熱を伴ったり、食事が困難になります。一番は、喉をいたわり、安静にしている事ですが、腎臓に影響を与える場合や、高熱を1年に何度もくり返す場合は扁桃腺を切除する事もあります。
また、扁桃腺には病気ではありませんが、口臭の原因となる膿栓という症状があります。膿栓は病気ではありませんが、あまり頻発する人は、予防の意味も込めて扁桃腺を切除してしまう事もあります。
しかし、体にいらない部分などなく、安易に切除するのはお勧めできません。
扁桃腺の働きや、病気について知し、扁桃腺が腫れないように生活することが大切です。
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